フジテレビの月9ドラマ「貴族探偵」はミステリーを題材としたドラマです。

このページでは、ドラマ「貴族探偵」のあらすじネタバレを原作レビューから分析しております。

また、ページの後半では、小説版「貴族探偵」ガチのあらすじとネタバレを紹介しております。

 

もし、ご自身で推理を楽しみたいというかたは、最後のネタバレは見ないほうが良いかと思います。

 

前のページではドラマ「貴族探偵」のキャストについて紹介しました。

⇒ドラマ貴族探偵のキャスト豪華すぎ!フジの月9マジじゃん!貴族正体!


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貴族探偵あらすじネタバレ考察①

常識を覆す設定

ドラマ貴族探偵のキャスト豪華すぎ!フジの月9マジじゃん!貴族正体!のページでもお伝えしていますが、主人公である貴族は、推理をいたしません。

公式HPのイントロダクションによると

新たなヒーロー誕生!
相葉雅紀さんが挑む!
推理しない名探偵!

というふれ込みになっています。

推理しないのに名探偵ってどいうこと!?

と思ってしまいますが、このあたりは原作者(麻耶雄嵩)さんの意向なので、考えても仕方がありませんね。

貴族探偵あらすじネタバレ考察②

原作の存在

このドラマには原作が存在しております。

・貴族探偵

・貴族探偵対女探偵

もちろん2冊とも同じ作家(麻耶雄嵩)さんが書いています。

 

貴族探偵(2010/5/26)

こちらは現在(2月15日)アマゾンで30件以上レビューが書かれています。
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貴族探偵対女探偵(2013/10/25)

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「貴族探偵」「貴族探偵対女探偵」どちらも5話の短編なので、合わせるとちょど10話になり、約ワンクールのドラマ1本分(10話)になります。

2作目のタイトルにもなっている貴族探偵対女探偵の「女探偵」は武井咲さん演じる高徳愛香のことで間違いないと思います。

小説では2作目にしか登場しない「高徳愛香」ですが、おそらくドラマでは初回から登場するのではないかと思います。

すべての話がドラマ化されるのか?

小説の話をすべてドラマ化すれば、たしかに10話分をつくることができます。

しかし、フジテレビ上層部はこう思うのではないでしょうか!?

 

『ドラマの視聴率、メチャ高ぁ!だったらもったいなくね!?』

 

つまり、小説の10話分を全部ドラマ化してしまうと、ストックが無くなってしまいます。

これではもし視聴率が良かったとき、テレビ業界が大好きなドラマから映画へとつなげることができません。

 

現時点では貴族探偵が何話まで放送されるのかわかっておりませんが、小説のすべてのはなしがドラマ化されない可能性もあると思っております。

 

そんなことを書いていて、もし仮に全部がドラマ化された場合

『あぁ、こいつは物事をうがったみかたしかできない可哀想な人なんだ』と思ってください笑

貴族探偵あらすじネタバレ考察③

原作レビュー

「貴族探偵」「貴族探偵対女探偵」のレビューを読んだところどちらも評価は高めの印象があります。

 

平均レビューの☆の数(2月15日現在)

貴族探偵 ☆3・5

貴族探偵対女探偵 ☆4

 

☆が多い意見としては、設定の奇抜さが面白いというものが多かったです。

たしかに、名探偵なはずなのに推理をしないというのは奇抜な発想ですよね。

 

たとえば、名探偵コナンの江戸川コナンが推理せずに、コナンの周りの小学生たちが事件を解決し、自分は小学生の女の子をナンパしてたらどう思います!?

そんなわけのわからない作品見たいと思います!?

 

普通は見たいとおもわないわけですよ。

それにもかかわらず、貴族探偵を面白いと「☆5」をつけているかたもいるので、さぞかし主人公の描かれかたが秀逸なのだろうと感じさせられます。

 

しかも、ミステリーの部分に関しては

ロジックに特化したストイックなまでにガチンコな本格ミステリ短編集となっています。

というコメントからもわかるようにミステリーじたいの出来も良いのではないでしょうか。

 

一方、☆が少ないかたの意見としては、「わからない。つまらない。イメージできない」という非常にわかりやすいコメントが多い印象でした。

私は小説を読んでいないので予想ですが、文字だけだとイメージしづらい部分があったのかもしれません。


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登場人物、風景、背景、トリックなどを頭の中で映像化できないと、

『はぁ!なんで、そうなるの!?』

と頭の中に「?」が量産されてしまいます。

そうなると、読んでいても意味がわからなくなります。

 

だから「つまらない」と感じてしまったのではないでしょうか!?

 

そういう意味では、今回のドラマ化で文字だけではイメージしづらかった箇所も映像化によりわかりやすくなると思うので、より楽しみながら見ることができると思います。

貴族探偵あらすじネタバレ考察③

それでは、いよいよガチのあらすじネタバレをしていきます。

 

ただし、あくまでも原作についてのあらすじネタバレのため、ドラマのあらすじとは異なる場合もございます。

また、ドラマを見て自分なりに推理したいかたは、そっと回れ右したほうが良いかと思います。

貴族探偵

まずは、小説版「貴族探偵」5話分
・ウィーンの森の物語
・トリッチ
・トラッチ・ポルカ
・こうもり
・加速度円舞曲
・春の声

のあらすじネタバレを紹介いたします。

ウィーンの森の物語

序盤にさりげなく糸の“両端の綺麗な切り口”という重要な手がかりが示されていますが、読者に対しては冒頭で犯人が密室トリックを実行したことが示してあるため、残された糸が偽装工作であるとは考えにくくなっているのが巧妙。

また、犯人はそもそも糸を回収して被害者の自殺に見せかけようとしていたわけで、突然の計画の変更が必要になる理由がまったく見えないことも、糸を残す偽装工作の可能性を想定しがたくしている要因の一つといえます。
しかして、犯人がスペアキーを一時手放していたという事実を導入することで、犯人の行動が浮かび上がってくる解決場面が実に見事。

当初は鍵を持たないことで容疑を免れようとしながら、糸を回収する必要に迫られて(秘書の旗手を殺して)スペアキーを取り戻した後は、“鍵を持っていない人物が犯人”と見せかけるよう方向転換し、徹底して容疑の対象とならないよう立ち回った姿が何ともいえません。

 

トリッチ・トラッチ・ポルカ

切断した首を使って被害者がまだ生きていたかのように見せかけるアリバイトリックは、某海外古典などに前例がありますが、この作品では腕まで使っているのが面白いところで、美容院という場所をうまく生かしたトリックといえます。
しかしそれよりも注目すべきは、アリバイ崩しにしてはかなり異例なことにフーダニットとの両立に成功している点でしょう。

まず、犯人が(事件関係者ではあるものの)容疑者となっていないのが異色ですが、これは被害者が恐喝者だったことで動機を持つ人物が見えにくいのがポイントです。

そして、手がかりから真の犯行時刻を明らかにしていくロジックがよくできているのはもちろんですが、単なる偽証ではなく被害者の死体そのものを利用したトリックであるために、犯行時刻が特定された途端に犯人に直結しているのが、非常にうまいところです。

そして最後に暗示される、貴族探偵が事件解決に乗り出した理由に思わずニヤリ。

 

こうもり

“替え玉”を使った陳腐なアリバイトリックに、読者にのみ事実を示すことで作中の登場人物との間に認識のずれを生み出すトリック――“逆叙述トリック”を組み合わせて、先鋭的なミステリに仕立て上げた作者の手腕に脱帽。

まず事件前日の場面では、そこにいる人物が貴生川敦仁であることを読者に明かしつつ、それが“絵美の恋人”であるかのように読者をミスリードするとともに、絵美と紀子が“貴生川を大杉道雄だと誤認していること”を巧みに隠蔽してあります。さらに事件当日には、前日の場面の仕掛けに加えて、貴生川を“貴生川と大杉道雄の二人”と見せかける一人二役を成立させてあるのが非常に秀逸です。

読者が真相を見抜くための手がかりとなるのは、事件当日のランチの座席に関する記述。

“昨日と同じテーブル”はそもそも“四人掛けのウッドテーブル”なので大杉道雄・大杉真知子・貴生川・絵美・紀子の五人では席が足りませんし、“貴生川は今日は絵美の向かいに座っていた。”にもかかわらず、絵美が“向かいのコーヒーカップ”をくすねた際に紀子が“それ大杉先生が使っていたカップじゃない。

”とたしなめていることを考えれば、絵美と紀子が“貴生川を大杉道雄と認識している”ことに思い至るのも可能でしょう。

 

加速度円舞曲

解決場面の怒涛のロジックが圧倒的なのはもちろんですが、それを理解していく上で見取図が大いに役に立っているのも見逃せないところです。そして、縁起を担ぐ被害者の性格ゆえに北枕にするわけにはいかなかったというオチが何ともいえません。

 

春の声

水口が尼子に殺され、尼子が高宮に殺され、さらに高宮が水口に殺された、煙詰めならぬ“煙殺人”――いわゆる“円環殺人”の構図が早々に示されているのがまず異色。

そしてそこからどうひっくり返すのかと思っていると、水口が高宮に殺され、高宮が尼子に殺され、さらに尼子が水口に殺されるという、文字通り“ひっくり返した構図”が用意されているのに脱帽です。

そして作中で貴族探偵が指摘しているように、“三人が三人とも、ライヴァルを殺し、もう一人のライヴァルに罪をなすりつけて一人勝ちをしよう”と企んだことで、正逆両方の向きの“円環殺人”が比較的自然に成立しているところがよくできています。

三人の被害者に対応させる形で三人の使用人がそれぞれの謎解きを分担し、最後にそれらをまとめる形で“円環殺人”の構図が示されているのも面白いところで、貴族探偵が推理を使用人に任せるという設定がそれなりに効果を上げている感があります。

貴族探偵対女探偵

続きまして、ここからは小説版「貴族探偵対決女探偵」の5話分
・白きを見れば
・色に出でにけり
・むべ山風を
・弊もとりあへず
・なほあまりある

のあらすじネタバレを紹介してまいります。

白きを見れば

愛香は、まず梁に残った凶器の痕から背の低い平野紗知を除外した後、現場に残された足跡の様子から犯行時に停電が起きたことを導き出し、アリバイのあった多田朱美と妙見千明を除外しています。

さらに、紗知のコートのボタンを盗む機会がなかったことから、畦野智一郎を除外しています。ここまでの愛香の推理には、ひとまず破綻はないように思われます。

 

色に出でにけり

重要な手がかりとなるのは、水色のタオルで絞殺された被害者を白いタオルで首吊りさせたという、タオルの食い違い。

愛香は、犯人が時間をおいて二度にわたって現場に入ったためにタオルを間違えたと推理し、アリバイをもとに貴族探偵が犯人だとしています。

が、たとえタオルの色を覚えていなくても、自身の手で首吊りをさせた当人であれば、まずタオルが外れて落ちたことを想定してそれを探すのが自然なはずですし、探しても見つけられなかったというのはまず考えられないでしょう。

むべ山風を

特に説明もないまま、いきなり“犯人が紅茶を淹れた”前提で進んでいくのが少々気になりますが、ティーバッグが間違ったゴミ袋に捨てられていたことから、ゴミの分別を知っている被害者・大場和典自身が淹れたものでないことはほぼ確実といっていいでしょう。

幣もとりあへず

被害者の髪の毛に付着したままの飴煮から、入浴直後の犯行とする推理、また“いづな様”が混浴を嫌うことから、犯人が被害者と同性の人物とする推理は、いずれも妥当といっていいでしょう。

問題となるのが電話のメモで、その筆跡と“被害者が名乗っていた名前”から、愛香は被害者が12時15分まで生きていたと推理し、その結果、有戸秀司と金谷沢広成のアリバイが成立することで、残った男性である貴族探偵を犯人と結論づけています(奥館の鍵を持っていた女将が共犯)。

なほあまりある

愛香はまず、有岡葉子の死体が発見された現場に残った痕跡から、その部屋に貴族探偵がいたことを明らかにしています。

その手がかりとして、「白きを見れば」で他人が使ったスリッパを履こうとしなかったこと、「むべ山風を」でのコッタボス、そして「幣もとりあへず」での自前の携帯灰皿といった具合に、前の作品での出来事が使われているのが、連作のまとめならではの面白いところです。

ドラマ貴族探偵 まとめ

いかがだったでしょうか?

先にトリックを知ってからドラマを見たい人

ドラマを見たけど、原作ではどのように描かれていたの?を知りたい人

ドラマ見たけどトリックがわかりづらかった人

などなど、ドラマ「貴族探偵」のあらすじネタバレを知りたい方はさまざまです。

 

下記では、キャラクターからの物語の考察や、キャストについて紹介しております。

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